2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

TSMC、Clear Shapeの「In Shape」を45nmプロセスのリファレンスツールとして認定

2007年6月27日、独自のOPC技術をベースとしたばらつき解析ツールを手掛ける、米Clear Shape Technologies社は、同社のツール「In Shape」がTSMC社45nmプロセスのリファレンスツールとして認定された事を発表した。プレスリリース(英文)発表によるとTSMCは…

2007年6月27日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの解析ツールを手掛ける、米Berkeley Design Automation社は、東芝が同社の回路シミュレータ「Analog FastSPICE」を採用したことを発表した。プレスリリース(英文)

Berkeleyの回路シミュレータ「Analog FastSPICE」は、独自のソルバー技術と「multi-rate」シミュレーションエンジンによって、SPICE精度の回路シミュレーションを高速SPICE以上の速さで実現するという、ナノメータスケールの先端回路をターゲットとした次世…

第44回DACに出展していた、Silicon Frontline Technology社のブースレポート。

Silicon Frontline Technologyは、今年がDAC初出展の新興EDAベンダで、デモスイートのみの出展。今回DACで紹介していた同社初の製品は、ここ数年、新製品が出てこなかったRC抽出ツールで、精度の高さと大規模デザイン対応をウリにしたもの。「C=寄生容量」の…

2007年6月26日、メンター・グラフィックス社は、アナログ・ミックスシグナルSoCに向けた、新たなリファレンス・フローをUMC社と共同開発したことを発表した。プレスリリース

発表によると、新たなリファレンス設計フローには、メンターのミックスドシグナル シミュレータ「ADVance MS」、高速SPICEシミュレータ「ADiT」、ならびに回路図設計環境「Design Architect-IC」が含まれており、メンターとUMCの両社は既にこの設計フローを…

2007年6月20日、コンフィギュラブルプロセッサを手掛ける英ARCは、先頃買収したTenison社の技術を取り込んだ新たな開発環境のリリースを発表した。プレスリリース(英文)

発表によるとARCは、RTLから検証用モデルを生成する「xCAM」と、既存のISSより100倍高速なISS「xISS」と「xISS Turbo」をリリース。 「xCAM」は、先頃買収したTenisonの「VTOC」の技術が流用されたもので、生成するモデルは100%のサイクル精度を持つ。「xIS…

マグマ、TSMC65nmプロセス向けのSSTAメソドロジを拡張〜セル内のばらつき、スタティスティカル・リーケイジ、ワースト・シナリオの抽出などをサポート

2007年6月25日、マグマは、TSMC社の65nmプロセス用に調整された、スタティスティカル・スタティック・タイミング解析(SSTA)メソドロジを拡張したことを発表した。プレスリリース(英文)発表によると、拡張されたSSTAメソドロジは、これまでTSMC Reference…

【DACレポート】Certess、検証品質の向上を目指すツール「Certitude」の販売を本格始動〜日本代理店はhdLabに正式決定

第44回DACに出展していた、Certess社のブースレポート。Certess社は、今年がDAC初出展の新興EDAベンダで、同社初となるEDA製品「Certitude」を展示していた。Certessは、元々検証を中心とした設計コンサルティングを行っていた会社で、EDAベンダとしての活動…

第44回DACに出展していた、Atrenta社のブースレポート。

Atrentaは、例年同様にデモスイート主体のブースで出展。「RTLのインプリメント工数を30%削減」というキャッチコピーの下、今回のDACで新機能が公開されたLowPower設計向けの「SpyGlass-Power」、CDC(clock domain crossing)チェック用の「SpyGlass-CDC」…

2007年6月19日、ネットワーク・オン・チップ ソリューションを手掛ける、仏Arteris社は、資金調達の第二ラウンドでベンチャーキャピタルより新たに810万ドル(約10億円)を調達した事を発表した。プレスリリース(英文)

発表によると今回の投資ラウンドは、新たに投資に加わったシノプシスがリード。最終的に、既存のベンチャーキャピタル、Crescendo、 TVM Capital、VentechArterisを加えた計4社が出資したとの事で、シノプシスは今回の出資によってArtteris社の「Board Obser…

【DACレポート】ExtremeDA、マルチスレッドで高速、フルチップ、省メモリのSTAを実現〜既存STAの置き換えを狙う新製品「GoldTime」を展示

第44回DACに出展していた、ExtremeDA社のブースレポート。ExtremeDAは、DAC直前に発表した新たなツールSuite「GoldTime」を出品。展示ブース背後に構えられたデモスイートで密かに製品デモを行っていた。「GoldTime」は、スタティックタイミング解析(STA)…

NECエレ、シノプシス「PrimeTime」の新たなオンチップ・バリエーション解析テクノロジを採用

2007年6月19日、シノプシスは、NECエレクトロニクスが同社の先進のSoCデザインに、シノプシスの「PrimeTime」の最先端オンチップ・バリエーション解析テクノロジを採用していることを発表した。プレスリリースシノプシスによると、「PrimeTime」のオンチップ…

【DACレポート】コーウェア、もはや実機を超えた?「Virtual Platform」の最新デモを披露〜年末リリース予定の新バージョンも限定公開

第44回DACに出展していた、コーウェア社のブースレポート。今年のコーウェアのブースは、プレゼンステージとデモスイートを主体とした作り。ステージでは芸人風のプレゼンターがデジタルカメラを題材に、仮想開発環境「Virtual Platform」を用いたHWとSW協調…

【DACレポート】EVE、各種IF付きのマルチメディアボードを発売〜エミュレーション環境ZeBuに繋いでデザインを即at-speed検証

第44回DACに出展していた、EVE社のブースレポート。EVEは、新製品のマルチメディアボード「ZeBu-MMB」を発表。ミドルクラスデザインのエミュレーション環境「ZeBu-UF」と接続したデモを行っていた。「ZeBu-MMB」は、Audio、Video、USB、IEEE1394、ギガビット…

第44回DACに出展していた、VaST Systems Technology社のブースレポート。

VaSTは、これまで表に出していなかった「CoMET6」をDACにて初公開。ブースでは、マルチメディア向け組み込みシステムの開発用途に加え、車載システムの開発におけるバーチャル・プロトタイピングの活用例を紹介していた。「CoMET6」についてその特徴を聞いた…

Denali、最新の設計及び検証用IPを展示〜検証ソリューションはSystemVerilogをプッシュ

第44回DACに出展していた、Denali Software社のブースレポート。Denaliのブースでは、DDR、PCI Express、フラッシュメモリ向けの設計用IP「Databahn」、メモリ検証用のIP「MMAV」、各種インタフェース検証用のIP「PureSpec」、制御レジスタの管理・生成ツー…

【DACレポート】DAC初出展のCLK Design、PrimeTimeよりも10倍早いスタティック解析ツール「Amber」を展示〜マルチコア/マルチプロセッサで処理を大幅高速化

第44回DACに出展していた、CLK Design Automation社のブースレポート。CLKは今回がDAC初出展となる新興EDAベンダで、設立は2004年、CEOはフォーマル検証ツール「Design VERIFYer」で知られていたChrysalis Symbolic Design社の元CEOIsadore Katz氏。(同社は…

第44回DACに出展していた、JEDA Technologies社のブースレポート。

SystemCというキーワードですっかり日本でもお馴染みとなったJEDA。シンプルな作りのブースでは、SystemCの検証環境「NSCv」と「NSCa」を展示していた。ブースで対応してくれた日本代理店エッチ・ディー・ラボの齋藤氏によると、今回のDACでは、「NSCv」の新…

Forte、「Cynthesizer」がマグマのインプリメント環境と繋がりSystemC to GDS-IIを実現〜合成用のSystemC IPも販売開始

第44回DACに出展していた、Forte Design Systems社のブースレポート。Forteは、リリースしたばかりの動作合成ツール「Cynthesizer バージョン3.3」を展示。ブース内のデモスイートでは、新バージョンの詳細説明やデモ、顧客設計事例の紹介、「Cynthesizer」…

Jasper、フォーマル検証ツール「JasperGold」は販売数倍増で今が使い時〜間もなくリリースするバージョン4.5を一足先に紹介

第44回DACに出展していた、Jasper Design Automation社のブースレポート。Jasperのブースは、展示会場中央入り口の目の前という好立地で、定期的に行われていたフォーマル検証のプレゼン&デモはかなり盛況。ブースでは、間もなく7月にリリースされる予定の…

Calypto、RTLレベルのPower最適化ツール「PowerPro CG」を初披露〜徹底的なクロックゲーティングでダイナミックな消費電力を最大60%以上カット

第44回DACに出展していた、Calypto Design Systems社のブースレポート。Calyotoのブースでは、従来からの製品シーケンシャル等価性検証ツール「SLEC」と合わせて、今年3月に発表したばかりのPower最適化ツール「PowerPro CG」を展示していた。「PowerPro CG…

2007年6月18日、シノプシスは、Multi-Voltage RTLシミュレータを手掛ける、米ArchPro Design Automation社の買収を発表した。

プレスリリース:http://synopsys.mediaroom.com/index.php?s=43&item=468(英文)今回の買収について、買収価格や獲得条件などの詳細は一切明らかにされていないが、買収に関する噂はDAC前から囁かれていた。ArchProは、Multi-Voltageデザインの検証をRTLレ…

Breker verification、検証プランとテストケースの自動生成ツール「Trek」で検証工数を大幅に効率化

第44回DACに出展していた、Breker Verification Systems社のブースレポート。Brekerは、2003年設立のEDAスタートアップで、製品の公開は今回のDACが初。ブースでは「Trek」というRTLの機能検証用テスト生成ツールを展示していた。「Trek」は、検証対象回路の…

2007年6月15日、コンフィギュラブルプロセッサを手掛ける英ARCは、ESL系のEDAツールベンダ英Tenison Technology EDA社を買収した事を発表した。プレスリリース(英文)

発表によるとARCは、現金100万ポンド(約2億4400万円)でTenisonを買収。製品として提供されていた「VTOC」、サービスとして提供されていた「IP eXchange」技術、特許、エンジニアリングチーム15名を獲得した。「VTOC」は、RTLからC++およびSystemCモデルを…

シノプシス、全ての設計者に効果的なローパワー設計を〜LPMMは大反響、年内に全てのツールがUPFサポート予定

第44回DACに出展していた、シノプシス社のブースレポート。シノプシスは、例年通り巨大なブース内に多数のデモスイートを設置するというスタイルで、ESLからインプリメント、検証、DFM/DFY、PCBと一連のソリューションを個別にPR。ブース内のプレゼンスペー…

会場で見かけたSpringer社の新刊書籍〜SystemVerilog関連を2冊発見

第44回DAC会場内にて販売されていたSpringer社の新刊レポート。画像左:「Hardware Verification with SystemVerilog」 著者 Mike Mintz 、Robert Ekendahl 2007年7月発売 米国定価129ドル アマゾンでも購入可能(¥18075−)画像右:「Verilog and SystemVer…

第44回DACに出展していた、Semifore社のブースレポート。

Semiforeは、昨年1月に設立されたばかりのスタートアップ。ブースでは「CSRCompiler」という制御レジスタの生成ツールを展示していた。「CSRCompiler」は、同社の開発した専用のレジスタ仕様言語「CSRSpec」で記述されたアドレスマップから、ハードウェア開…

スイスのMimosys、ハードとソフトの最適なパーテショニングで組み込みプロセッサの性能アップを狙う

第44回DACに出展していた、Mimosys社のブースレポート。Mimosys社は、今年のDACが初出展のスイスのEDAベンダ。昨年設立されたばかりのスタートアップで、製品「Clarity」は、Swiss Federal Institute of Technology Lausanneおよび the Università della Svi…

第44回DACに出展していた、AutoESL社のブースレポート。

AutoESLは、デモスイートのみの出展で一般来場者に向けた情報公開は無し。完全予約制の個室で密かに動作合成ツール「AutoPilot」の紹介を行っていた。セールスディレクターのDoug Johnson氏によると、同社はUCLAのESL研究チームが立ち上げたEDAベンチャーで…

Aldec、HDLシミュレーターにSTARCスタイルガイド準拠のLint機能を追加

第44回DACに出展していた、Aldec社のブースレポート。Aldecは、主力製品となるHDLシミュレータ「Active-HDL」と「Riviera」を中心にハードウェアアクセラレータ「HES」及び関連ボードなどを展示していた。DAC初公開の新情報としては、同社のHDLシミュレータ…

2007年6月12日、メンター・グラフィックス社は、配置配線ツールを手掛ける米Sierra Design Automationを9000万ドル(約109.5億円)で買収したことを発表した。

プレスリリースSierraは、DFM考慮の自動配置配線ツール「Olympus-SOC」を手掛けるベンチャーで、Magmaの次を狙うレイアウト系EDAベンダとして、そのソリューションが高く評価されていた企業。既に日本国内の大手6社を含め、世界各国の名だたる大手に多数の導…