マグマ、TSMC65nmプロセス向けのSSTAメソドロジを拡張〜セル内のばらつき、スタティスティカル・リーケイジ、ワースト・シナリオの抽出などをサポート

2007年6月25日、マグマは、TSMC社の65nmプロセス用に調整された、スタティスティカル・スタティック・タイミング解析(SSTA)メソドロジを拡張したことを発表した。プレスリリース(英文)

発表によると、拡張されたSSTAメソドロジは、これまでTSMC Reference Flow7.0で提供されていた「Quartz SSTA」をベースにしたもので、新たにグローバル(ダイ間)、ランダム(セル内)のプロセスのばらつき、混合電源(CCS)モデル、スタティスティカル・リーケイジ解析、統計的最適化をサポート。既にTSMC Reference Flow 8.0で認定されている。

TSMC社とマグマは約2年間の共同開発によって今回の拡張SSTAメソドロジを開発。TSMCはマグマに、統計的抽出、ワースト・シナリオRC解析が可能なルールを提供しており、この拡張メソドロジを利用することで、TSMCの顧客はリスクの軽減、結果品質(QoR)の向上、より堅固な設計、高速TAT、サインオフ
・フローの大幅な簡易化といったメリットを享受できるという。

※「Quartz SSTA」に関する詳細は、マグマ・デザイン・オートメーション株式会社にお問い合わせ下さい。
TSMC社
※記事提供:EDA Express

Statistical Analysis and Optimization for VLSI:  Timing and Power (Integrated Circuits and Systems)

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