2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2007年9月25日、EDA ConsortiumとIEEE Council on EDA は、両団体がスポンサーとなっている「Kaufman Award」の今年の受賞者を発表した。プレスリリース(英文)

「Kaufman Award」は、EDA業界に対する貢献を称える権威ある賞で、1992年に他界した元Quickturn Systems社のCEO Phil Kaufman氏の功績を称え1994年に設立されたもの。14回目となる今年の「Kaufman Award」は、Robert K.Brayton氏に授与される事となった。Rob…

2007年9月26日、ケイデンスは、ルネサステクノロジが、45nm以降の次世代設計フローの一部として、ケイデンスのSSTAテクノロジを採用したことを発表した。※SSTA:statistical static timing analysis  プレスリリース

ルネサスが採用したケイデンスのSSTAは、「Encounter Timing System」 及び「SoC Encounter」の一部として提供される機能で、1回の実行でプロセス・パラメータのばらつきを高精度に把握。プロセスのばらつきが遅延やリーク電流に与える影響も正確に解析する…

シノプシス、寄生容量抽出ツール「Star-RCXT」のサインオフツールとしての実績を公開

2007年9月25日、シノプシスは、寄生容量抽出ツール「Star-RCXT」のサインオフツールとしての実績を公開した。プレスリリースシノプシスによると寄生容量抽出ツール「Star-RCXT」は、既に50以上の大手半導体企業が採用し、65nmのSoC/ASIC/メモリ/デジタル・カ…

2007年9月24日、ESLツール大手のコーウェアは、同社のSystemCモデルライブラリに新たにIBM PowerPC 440プロセッサ・サポート・パッケージとIBM CoreConnectバス・ライブラリが追加されたことを発表した。プレスリリース

コーウェアは、自社のESL環境で用いる仮想検証用のハードウェアモデルとして、各種プロセッサ・モデルやバスなどのペリフェラル・モデルをライブラリとして用意しており、「PSP(プロセッサ・サポート・パッケージ)」と呼ばれるプロセッサ・モデルのライン…

メンター、FPGA向けの新たな合成ツール「Precision RTL Plus」を発表〜19種類のデバイス・ファミリに対応し業界初の自動インクリメンタル合成を実現

2007年9月25日、メンター・グラフィックスは、FPGA向け論理合成ツールの新製品「Precision RTL Plus」を発表した。 プレスリリース「Precision RTL Plus」は、その名の通り、既存のFPGA向け論理合成ツール「Precision RTL」の上位製品で、FPGA設計の生産性を…

2007年9月24日、ケイデンスは、NECエレクトロニクス アメリカが、ケイデンスの「Encounter」プラットフォームを用いてマルチコアプロセッサ「ARM11 MPCore」の設計を成功した事を発表した。プレスリリース(英文)

発表によるとNECエレ アメリカは、90nmプロセスで実装する「ARM11 MPCore」を用いたデュアルコアデザインをケイデンスの「Encounter」プラットフォームを用いてインプリメント。既存のインプリメント環境では達成できなかった、動作周波数700Mhz以上という目…

2007年9月7日、メンター・グラフィックスは、品川の東京コンファレンスセンターにて世界各地、計18都市で開催されている恒例の「EDA Tech Forum 2007(東京)」を開催。設計者を中心に1000人近い参加者を集めた。EDA Tech Forum関連ページ

今年の「EDA Tech Forum」で割と大きな比重を占めていたのは、各種「機能検証」関連のセッションで、メンター主力の「Calibre」関連に次ぐ計5種類のセッションが行われた。その中の一つ、「Verification Strategy」と題されたセッションでは、アサーションベ…

デナリと東京エレクトロンデバイスがVirtex-5向けDFI準拠の「DDR2 PHYデザイン」を共同開発

2007年9月20日、メモリIPをはじめ各種標準インタフェースの設計および検証ソリューションを提供する、米デナリ・ソフトウェアと半導体技術商社の東京エレクトロンデバイスは、DFIに準拠したVirtex-5上で動作する「DDR2 SDRAM PHYデザイン」を共同開発し、販…

2007年9月18日、トランジスタレベルの統計的解析ソリューションを手掛けるカナダのSolido Design Automation社は、同社初のEDA製品「SolidoSTAT」を発表した。プレスリリース(英文)

「SolidoSTAT」は、アナログ/ミックスドシグナル、カスタムICおよびメモリICをターゲットとした、トランジスタレベルの統計的プロセスばらつき解析ツールセットで、以下、5つのツールによって構成されている。■SolidoSTAT Sampler 並列処理および高効率サン…

松下電器がRFチップの設計プラットフォームに米Berkeley DAのアナログ/RF回路シミュレーターを採用〜モバイル製品及びデジタルTVの開発に適用

2007年9月18日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの検証ソリューションを手掛ける、米Berkeley Design Automation社は、松下電器とのパートナーシップを発表した。プレスリリース(英文)発表によると両社のパートナーシップは、Berkeleyの「Anal…

2007年9月19日、ダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサ(動的再構成可能なプロセッサ)を手掛けるアイピーフレックスは、NTTドコモ向けにSuper 3G用のMIMO信号分離LSIを試作した事を発表した。プレスリリース

発表によるとアイピーフレックスは、NTTドコモの新たな高速無線通信仕様「Super 3G」に応用可能なドコモの無線通信技術「MIMO」の信号分離LSIの試作を受注。ドコモから提供されたアルゴリズム(C言語ソースコード)からのチップ化に成功した。今回アイピーフ…

ニコンとシノプシス、公約通り45nm以降に向けた高精度なOPCソリューションを共同開発

2007年9月19日、ニコンとシノプシスは、シノプシスのOPCツール「Proteus」の最新版に、ニコンの半導体露光装置の固有の露光特性情報を反映させたことを発表した。プレスリリース発表によると、ニコンとシノプシスは、半導体露光装置固有の露光特性情報を取り…

デナリと富士通がDDR PHY Interface仕様「DFI」に準拠したIPマクロを共同開発

2007年9月19日、メモリIPをはじめ各種標準インタフェースの設計および検証ソリューションを提供する、米デナリ・ソフトウェアは、今年1月に公開したDDR PHY Interface(DFI)仕様バージョン1.0に準拠したDDR PHY 物理層のIPマクロを富士通と共同開発した事を…

2007年9月7日、メンター・グラフィックスは、品川の東京コンファレンスセンターにて世界各地、計18都市で開催されている恒例の「EDA Tech Forum 2007(東京)」を開催。設計者を中心に1000人近い参加者を集めた。EDA Tech Forum関連ページ

今年のEDA Tech Forum 2007は、Chip Design、PCB Design、Management、Automotiveと4つのトラックに分かれ計29のセッションを実施。Altera、MathWorks、ARM、Common Platform、Sun Microsystem、Hewlett-Packard、Thymos TechnoLogicの7社が協賛企業として参…

2007年9月17日、シノプシスは、SystemC TLMのライブラリ「DesignWare System-Level Library」のリリースを発表した。※TLM:transaction-level model プレスリリース(英文)

シノプシスの発表によると、「DesignWare System-Level Library」は、SystemCで記述されたIEEE 1666 SystemC準拠のTLMライブラリでシノプシスのツールに限らず動作可能。具体的な中身としては、各種ARMプロセッサモデル(ARM7/9/11)、各種ペリフェラルモデ…

2007年9月13日、パワー・インテグリティ解析をはじめとした各種解析ソリューションを手掛ける、米Apache Design Solutions社は、同社の主力製品「RedHawk」が東芝のパワーサインオフツールとして標準化されたことを発表した。プレスリリース(英文)

発表によると東芝は、ApacheのIRドロップ解析ツール「RedHawk」を3年前から活用しており多数のテープアウトに成功。動的および静的IRドロップ解析におけるその実績を高く評価し、世界中の拠点で90/65nmデザインのパワーサインオフツールとして「RedHawk」を…

OCP-IPにフォーマル検証ツールのAverantを含む計5者が新たに加盟

2007年9月12日、オープンコアプロトコル(OCP)の普及団体OCP-IPは、同組織に新たに加わったの新メンバー5者を発表した。新メンバー5者は以下の通り、EDAの分野からはフォーマル検証ツールを手掛ける「米Averant」が加入した。◆Averant社:フォーマル検証ツ…

2007年9月12日、Fast SPICEを手掛けるEDAベンチャー米Nascentric社は、新たに720万ドル(約8.2億円)を調達し資金調達第3ラウンドを終了した事を発表した。プレスリリース(英文)

Nascentricは、2003年に設立されたEDAベンチャーで本拠地はテキサス州オースチン。ROCKET-Fast SPICEと表現するマルチスレッド対応の高速SPICEシミュレーター「AuSim」を手掛けている。発表によると、今回Nascentricへの投資に参加したのは、既存の投資家で…

STマイクロ、コーウェアと共同で自社のカスタム・プロセッサ用ESL環境を構築〜プロセッサ・アーキテクチャの容易なカスタマイズを実現

2007年9月10日、ESLツール大手のコーウェアは、STマイクロエレクトロニクス社と共同でST社製カスタム・プロセッサの専用設計環境を開発した事を発表した。 プレスリリース発表によるとコーウェアは、自社のカスタム・プロセッサ開発ツール「Processor Design…

2007年9月11日、組み込みソフトウェア開発向けCASEツールの大手キャッツは、次世代組込みソフトウェアの本質的な基礎研究を行う拠点として、本社内(新横浜)に「CATS先端研究所 (CATS Advanced Laboratory:略称CAL)」を開設した事を発表した。プレスリリース

キャッツによると、CALの所長には北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) 情報科学研究科 教授の二木厚吉(ふたつぎこうきち)氏が就任(非常勤)。同機関では、産業や技術潮流を見極め、次世代を担う本質的なソフトウェアの基礎・先端研究を進めていく計画で…

2007年9月10日、ケイデンスは、米国で開催中のユーザ・コンファレンス「CDNLive! Silocon Valley」にて、新製品・新機能を盛り込んだ最新のモデルベースDFMフローを発表した。プレスリリース

発表によるとケイデンスの新たなフローは、45nm以降のプロセスばらつきへの対応に主眼を置いたもので、設計段階でのばらつき対応、即ち、設計結果と製造結果の一致を実現を目指すもの。独自のモデリング技術によってデザイン・ルールによる過剰な設計の縛り…

2007年9月10日、シンプリシティは、HAPS製品ファミリの新たなプロトタイピングボード「HAPS-51」を発表した。プレスリリース

シンプリシティのHAPS製品ファミリは、今年6月に買収したHARDI社のプロトタイピングボード製品群で、ASIC/ASSPの検証をターゲットとしたザイリンクス社製FPGAベースのFPGAボード。計9種のマザーボードの他に、メモリボードやI/Oボードなど拡張用のドータ・ボ…

2007年8月31日、コーウェアの開催した「ESL Show 2007」の技術セッションにて、米Catalytic社のMATLABモデル高速化ツール「RMS」および「MCS」が紹介された。ESL Show 2007関連ページ

Catalyticの製品が紹介されたのは、アルゴリズム開発環境「SPD(Signal Processing Designer)」の技術セッションで、恐らく公の場での製品紹介としては国内初。MATLABモデルをSPD環境にインポートする際に利用できるツールとして紹介された。Catalyticは200…

2007年8月31日、ESLツール大手のコーウェアは、都内のホテルで「ESL Show 2007」を開催。コーウェア最新のESLソリューションの紹介に、定員を上回る180人近くの業界関係者が集まった。ESL Show 2007関連ページ

「ESL Show」は、コーウェアの製品ラインナップを一堂に紹介するイベントで例年この時期に開催。変化のスピードが速いESL分野において、毎年何かしらの新しい技術や話題が紹介されている。今年のESL Showでは、11月に一斉リリースされる予定の各製品の次期バ…