松下電器がRFチップの設計プラットフォームに米Berkeley DAのアナログ/RF回路シミュレーターを採用〜モバイル製品及びデジタルTVの開発に適用

2007年9月18日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの検証ソリューションを手掛ける、米Berkeley Design Automation社は、松下電器とのパートナーシップを発表した。プレスリリース(英文)

発表によると両社のパートナーシップは、Berkeleyの「Analog FastSPICE」および「RF FastSPICE」の2製品をベースとしたもので、松下電器はデジタル-RFチップの設計プラットフォームに両製品を採用。今後、モバイル製品及びデジタルTVの開発に活用していくという。

Berkeleyの「Analog FastSPICE」および「RF FastSPICE」は、高速高精度SPICEシミュレータとしてFull SPICE精度で従来ツールよりも5〜10倍の速度とキャパシティを実現。リリース間もない製品でありながらその評価は高く、既に国内外で多数の採用実績を持つ。
今回、Berkeleyの「Analog FastSPICE」および「RF FastSPICE」を採用した松下電器は、同社の別製品であるPLLノイズ解析ツールを既に採用しており、同社に出資もしているという立場。これまでの両社の関係から、ある種必然的な流れとして今回の採用に至ったと言える。

※「Analog FastSPICE」および「RF FastSPICE」に関する詳細は、バークレー・デザイン・オートメーション株式会社にお問い合わせ下さい
※記事提供:EDA Express