2007年9月11日、組み込みソフトウェア開発向けCASEツールの大手キャッツは、次世代組込みソフトウェアの本質的な基礎研究を行う拠点として、本社内(新横浜)に「CATS先端研究所 (CATS Advanced Laboratory:略称CAL)」を開設した事を発表した。プレスリリース

KARMA-EDA2007-09-12


キャッツによると、CALの所長には北陸先端科学技術大学院大学JAIST情報科学研究科 教授の二木厚吉(ふたつぎこうきち)氏が就任(非常勤)。同機関では、産業や技術潮流を見極め、次世代を担う本質的なソフトウェアの基礎・先端研究を進めていく計画で、ソフトウェアの開発・保守・運用から、支援環境、マネジメントに関する広範な研究を推進していく。

尚、キャッツは今年4月にも福岡に「CATS組込みソフトウェア研究所(福岡知的クラスター研究所内)」という機関を設立しているが、そちらは「形式検証」や「エンピリカルソフトウェア工学」など最先端のソフトウェア工学の実用化にフォーカスしているのに対し、今回開設されたCALは、10年から20年後を見据えた次世代ソフトウェアの基礎研究を探求・推進していくという。

※関連ニュース:
CASEツールのキャッツが福岡に「CATS組込みソフトウェア研究所」を開設〜モデル検査や車載組込みソフトの開発・コンサルティングを推進
http://www.eda-express.com/news/?m=p&idno=925

※CALに関する詳細は、10月19日(金)に新横浜プリンスホテルで開催する「第13回 ZIPCユーザーズカンファレンス」にて発表される予定。

キャッツ株式会社
※記事提供:EDA Express