2007年9月10日、シンプリシティは、HAPS製品ファミリの新たなプロトタイピングボード「HAPS-51」を発表した。プレスリリース

KARMA-EDA2007-09-10


シンプリシティのHAPS製品ファミリは、今年6月に買収したHARDI社のプロトタイピングボード製品群で、ASIC/ASSPの検証をターゲットとしたザイリンクス社製FPGAベースのFPGAボード。計9種のマザーボードの他に、メモリボードやI/Oボードなど拡張用のドータ・ボードが用意されており、検証対象に応じて容易に実機検証環境を構築できる。

今回発表された「HAPS-51」は、10番目となる新たなマザーボードで、すでにラインナップされているマザーボードとの大きな違いは、マザーボード上に高性能なDDR2メモリが標準装備された点。業界最大規模のFPGA「Virtex-5 LX330」の隣に配置されたDDR2メモリを使用することで、従来のようにメモリ・アクセス用のドーターボードを使用する事無くSoCデザインの検証を行う事が可能となった。エンベデッド・プロセッサや大容量のソフトウェア・コンテンツを使用するSoCの検証にあたっては、大きな機能追加だという。

尚、HAPS製品ファミリとしては、今回の「HAPS-51」がシンプリシティの買収後初の新製品となるが、シンプリシティはASIC検証市場への注力を明言しているため、加熱する検証ボード市場に向けて今後も次々と新製品が投入されると思われる。

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※「HAPS-51」に関する詳細は、シンプリシティ株式会社にお問い合わせ下さい。
※記事提供:EDA Express

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