第44回DACに出展していた、AutoESL社のブースレポート。

KARMA-EDA2007-06-14


AutoESLは、デモスイートのみの出展で一般来場者に向けた情報公開は無し。完全予約制の個室で密かに動作合成ツール「AutoPilot」の紹介を行っていた。

セールスディレクターのDoug Johnson氏によると、同社はUCLAESL研究チームが立ち上げたEDAベンチャーで設立は2006年1月。本社はカリフォルニア州ロスアンゼルスに置き、中国の上海にR&D拠点を持つとの事。

同社初の製品「AutoPilot」は、C/C++/SystemCを入力とする動作合成ツールで、アンタイムドなモデル以下、各抽象レベルに応じたRTL合成が可能。入力モデルからRTLのテストベンチを自動生成できるほか、合成結果のRTL(Verilog/VHDL)と合わせてインプリメント用の制約ファイル(タイミング、パワー、レイアウト制約など)を出力するという。

ツールに関する詳細は聞くことが出来なかったが、今回のDACでも日本企業とのミーティングを複数件予定しており、評価に向けて話をしている企業もあるとの事。既に日本市場への進出を計画しているようで、2〜3ヶ月以内に日本に代理店を作る予定であると聞いた。

尚、開発はUCLA出身の中国人エンジニアを中心に進められているとの事で、スイートルーム内にはアジア系スタッフの姿が多かった。

AutoESL社

※写真はデモスイートの壁に貼られていた説明パネル

※記事提供:EDA Express