Denali、最新の設計及び検証用IPを展示〜検証ソリューションはSystemVerilogをプッシュ

第44回DACに出展していた、Denali Software社のブースレポート。

Denaliのブースでは、DDRPCI Expressフラッシュメモリ向けの設計用IP「Databahn」、メモリ検証用のIP「MMAV」、各種インタフェース検証用のIP「PureSpec」、制御レジスタの管理・生成ツール「Blueprint」と一連のソリューションを一通り展示。

ブース中央では、設計用IP「Databahn」のPCI Express Gen2コントローラをインプリメントしたFPGAボードをAMDプロセッサが搭載された最新のPC用マザーボードに接続したデモを展示。PCI Express Gen2コアは5ギガビット/秒の転送レートをサポートしており、自動的に転送レートの速度調整を行う事が可能だという。

その他、Denaliはここのところ検証IP「PureSpec」を活用したSystemVerilogベースの検証ソリューションの提供に力を注いでおり、AccelleraのSystemVerilogをテーマとした「Breakfast and Panel Discussion」のスポンサーとなっていた。同パネルでは、モデレータにかのGary Smith氏を迎え、「SystemVerilogを検証だけでなく設計で使うには?」について、熱い議論が交わされていた。

尚、Denaliは、DACの名物イベントとなっているパーティーを今年もクラブを借り切って大々的に開催。アメリカの人気オーディション番組「American Idol」を真似て行われた「EDA Idol」コンテストでは、PLX Technology、IBM、Cadence、BroadCom、Mentor Graphics、Atrenta、Intelから参加者が登場し、各自持ち歌を熱唱。審査員は、Dennis Brophy(Mentor)、Karen Bartleson(Synopsys)、Simon Davidmann(Imperas)と業界の有名所が顔を連ね、早い時間(22時前)にも関わらずかなり盛り上がっていた。
ちなみに優勝したのは、ジェームス・ブラウンに扮したPLX TechnologyのGeorge Apostolさん。(写真左下中央の人物)

※写真右上は、PCI Express Gen2コントローラIPのデモの様子
※写真右下の太った人物は、WebサイトDEEP CHIPで有名なJohn Cooley氏。何故かForteのポロシャツを着ていた。


デナリソフトウェア株式会社
※記事提供:EDA Express

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