Forte、「Cynthesizer」がマグマのインプリメント環境と繋がりSystemC to GDS-IIを実現〜合成用のSystemC IPも販売開始
第44回DACに出展していた、Forte Design Systems社のブースレポート。
Forteは、リリースしたばかりの動作合成ツール「Cynthesizer バージョン3.3」を展示。ブース内のデモスイートでは、新バージョンの詳細説明やデモ、顧客設計事例の紹介、「Cynthesizer」による設計チュートリアルが行われていた。
「Cynthesizer バージョン3.3」について聞いたところ、機能的な面では、グラフィカルなデザインの解析環境が用意され、合成におけるトレードオフが容易になったほか、出力ポートのタイミング制御も容易化、また、メモリアクセスの処理などに対するスケジューリング アルゴリズムが改善され、合成品質がかなり良くなったとの事だった。
その他、ホットな話題としては、「Cynthesizer」がマグマの「Blast Create」と繋がり、「Cynthesizer」の合成したVerilog-RTLを「Blast Create」でNetlistに合成し、配置配線ツール「Blast Fusion」へ繋ぐという、SystemCからGDS-IIまでの一貫したデザインフローが完成。「Blast Fusion」からのフィードバックを受けて、動作合成時のパラメータを変更する事で、コードを書き換える事無く最適な回路アーキテクチャを追求可能になるという。
また、動作合成用のSystemCモデルのIPも正式出荷が開始されたとの事で、現在、浮動小数点データタイプ、固定小数点データタイプ、メモリインタフェースやAMBA AHB向けのバスインタフェースなどが用意されているという話だった。
※写真はForte社のブースの様子。昨年同様、ブース前で「似顔絵サービス」が行われていたが、今年は直筆ではなくデジタル描画だった。
※Forte Design Systems社
※記事提供:EDA Express
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