第44回DACに出展していた、Atrenta社のブースレポート。

KARMA-EDA2007-06-23


Atrentaは、例年同様にデモスイート主体のブースで出展。「RTLのインプリメント工数を30%削減」というキャッチコピーの下、今回のDACで新機能が公開されたLowPower設計向けの「SpyGlass-Power」、CDC(clock domain crossing)チェック用の「SpyGlass-CDC」、テストカバレッジをチェックする「SpyGlass-DFT」など、デザイン解析を中心とする「SpyGlass」シリーズの製品や、デザインの早期インプリメントを目指す「1team」シリーズ製品の各種デモを行っていた。

話によると、ツールの内部でRTLコードを論理合成し、更にプレースメントした結果をRTLにフィードバックするというプロトタイピングツール「1Team Implement」が好調との事で、この半年だけでも複数の企業が導入。STARC(半導体理工学研究センター)も評価対象としているという話。

また、詳細については明らかにされなかったが、デモスイート内では既にプロトタイプが完成している新製品が密かに発表されていた様子。製品化は少し先のようだが、デザイン全体のブロック間接続を確認するといった類のツールであるらしい。

※写真はAtrenta社のブースの様子
Atrenta社
※記事提供:EDA Express