NECエレ、シノプシス「PrimeTime」の新たなオンチップ・バリエーション解析テクノロジを採用

2007年6月19日、シノプシスは、NECエレクトロニクスが同社の先進のSoCデザインに、シノプシスの「PrimeTime」の最先端オンチップ・バリエーション解析テクノロジを採用していることを発表した。プレスリリース

シノプシスによると、「PrimeTime」のオンチップ・バリエーション解析テクノロジは、NECエレクトロニクスをはじめとする半導体業界の大手企業との協業によって生まれた新技術で、90nm/65nmのプロセス・ノードで増加するランダムあるいはシステマティックなプロセスばらつきを高精度にモデリングする事が可能。ばらつきを考慮した統計的タイミング解析を実行するための中間ステップにもなる技術で、その精度の高さは、セルのロケーションやパスのロジック段数に応じて個別のばらつき係数を計算する事によって実現される。

技術開発にも協力してきたNECエレクトロニクスは、「PrimeTime」のオンチップ・バリエーション解析テクノロジの高度な「ばらつきモデリング」を高く評価。過剰な設計マージンを無くしチップ品質を向上できるだけでなく、設計のイタレーションを減らし開発TATを短縮することもできる技術として採用を決定したという。

※「PrimeTime」のオンチップ・バリエーション解析テクノロジに関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
NECエレクトロニクス株式会社
※記事提供:EDA Express

Statistical Analysis and Optimization for VLSI:  Timing and Power (Integrated Circuits and Systems)

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