【DACレポート7】Polyteda、次世代DRCは2billionトランジスタのデザインを100CPU/1時間で処理

第45回DACに出展していたカナダPolyteda社のブースレポート。

Polytedaは、今年が初出展のカナダのEDAベンダ。元Cadenceのエンジニアを中心にウクライナで次世代DCRツールの製品開発を進めている。

Polytedaの製品「PowerDRC」は、独自のDRCアルゴリズムとマルチコア技術により、既存のデファクトDRCツールよりも10〜100倍高速な処理を実現するというものであるが、未だ製品はβ段階。正式リリースは来年の予定で、現在は某パートナー顧客と共同で製品開発を進行中との事。

しかし、開発中の製品によるベンチマーク結果では、シングルCPUでもデファクトツールの10倍以上の高速処理を実現しており、「DRCの次なるブレイクスルーは我々のPowerDRCが実現する」と対応してくれたDan Marr氏(Business Development)は語っていた。

尚、日本には未だ代理店は存在していなが、今後は日本やEURO市場でも製品を展開していく計画であると聞いた。

※写真はブースのモニタで流していたスライド

POLYTEDA社

※記事提供:EDA Express