第45回DACに出展していたCertess社のブースレポート。

KARMA-EDA2008-06-16


Certessは、昨年よりも規模を大幅に拡大して出展。日本代理店のエッチ・ディー・ラボ社のスタッフもブースに立ち、既存のユーザーを講師に迎えたセミナーとスイート対応に力を注いでいた。

聞くところによると、STマイクロ、Cisco、Juniper Networksといった海外大手顧客に続いて遂に日本でも東芝が「Certitude」を採用。Certessの日本顧客第一号となる東芝は、デジタルTV用SoCの開発における検証品質のチェックに「Certitude」を使用するという。

尚、日本では、東芝以外にも本格評価を進行中あるいは終了した企業が複数あるという話で、近い将来、新たな日本企業の採用事例も発表できるだろうとの事だった。

また、公にされていない話題としては、C言語ベースの動作合成ツール「PICO」を手掛けるSynfora社とコラボレーションを進めているようで、動作合成ツールが合成したRTLコードの検証やデバッグに対して「Certitude」を活用するというソリューションを構築。既に同ソリューションを採用している顧客も存在していると聞いた。そのあたりの話は、今後、日本でも定期開催するという技術セミナーで詳しく聞けるかもしれない。

ブースで対応してくれた現地技術スタッフの話によると、検証品質を評価・改善するという同社のソリューションの性質から、現場の検証エンジニアもさることながら、管理職などマネンジメント系の立場からの引き合いも多いという。

※写真はCertess社ブースの様子

Certess社

※記事提供:EDA Express