マグマ、新製品「Talus」を用いたテープアウトプロジェクトが国内でも進行中

EDSF2008に出展していた、マグマのブースレポート。

マグマは、昨年リリースした65/45/32nmデザイン向けのインプリメント環境「Talus」をメインに展示を行っていた。

説明によると「Talus」は、「Talus Design」、「Talus ACC」、「Talus Vortex」と大きく3つの製品が中心となっており(その他にTalus DFM、Talus Powerというオプションツールもある)、中でも「Talus ACC(Automatic Chip Creation)」は、完全に自動化されたフロアプランニングを実現するもので、論理から物理へのインプリメント作業の生産性向上を約束。既に発表されている米MediaTek社の適用事例では、ECO有りの数百万ゲート規模のデザインを設計者1人で5ヶ月で完了したという。

尚、「Talus」の国内での利用状況について聞いたところ、今春のテープアウトを目指して「Talus」でプロジェクトを進めている顧客もいるという話。また、「Talus」と同じデータベースを用いてサインオフ解析が可能な「Quartz」シリーズ製品の「Sign-off in the Loop技術」についても、実用検討を進めている顧客が複数存在していると聞いた。

マグマ・デザイン・オートメーション株式会社
※記事提供:EDA Express