米Nascentricのハード加速型Fast SPICE「OmegaSim GX」が複数GPU処理に対応

2008年11月18日、ハード加速型のFast SPICEを手掛けるEDAベンチャー米Nascentric社は、同社製品「OmegaSim GX」のバージョンアップを発表した。

プレスリリース:http://www.nascentric.com/press/pr_111808.html(英文)

Nascentricの「OmegaSim GX」は、大規模並列マルチスレッド処理を実現するNVIDIAGPU「Tesla」を用いて処理を加速するタイプのFast SPICEで、今年4月に世界初のハード加速型Fast SPICEとして発表されたもの。従来製品で数日また数週間を要していた処理を僅か数時間または数分で完了するという超ハイスペックを誇っている。

発表によると今回のバージョンアップにより、「OmegaSim GX」は複数GPUを用いた分散処理に対応。single-CPU/multi-GPUというシステム構成下でのコンフィギュレーションが可能となり、更なる処理の高速化を実現するという。

「OmegaSim GX」の米国販売価格は、1年間ライセンスで25000ドルから。10ヶ月以上のライセンス利用については月当たり2500ドルという費用設定もある。ハード環境は別途NVIDIAの製品を購入する必要が有る。

※Nascentric社
http://www.nascentric.com/jp

株式会社ノア(Nascentric社製品日本代理店)
http://www.noah-corp.com

※記事提供:EDA Express