米Aldec、ASIC検証ソリューションの「HES」をバージョンアップ〜汎用ボードのサポートを充実

2008年4月23日、論理シミュレータ他、各種ASIC/FPGA設計ツールを手掛ける米Aldec社は、ASIC検証ソリューション「HES」の最新バージョン 2008.03 のリリースを発表した。

プレスリリース:http://www.aldec.com/news/news_04_23_2008.htm(英文)

Aldecの「HES」は、HDLシミュレータ、FPGAボード(アクセラレーションボード)、デザインの分割/マッピングツールで構成されるASICデザインのプロトタイピングシステム。

発表によると、最新バージョン2008.03では、デザインの分割とFPGAマッピングを行うツール「Design Verification Manager (DVM)」のバージョンアップにより、The DINI GroupとSynplicityのプロトタイピングボード「HAPS」のサポートが充実され、最大31M ASIC ゲート規模のRTLシミュレーション・アクセラレーション、エミュレーションが可能に。汎用プロトタイプボードを導入しているユーザーは、同一のボードをアクセラレーションおよびエミュレーションボードとして利用することができるようになる。

また、Accelleraが策定しているエミュレーター向けの標準インタフェース「SCE-MI 2.0 インターフェース」をユーザーロジックに自動挿入できるようになり、ソフトウェア側からトランザクタを制御するための「SCE-MI API」をサポート。これら機能強化・サポート強化により、HESボード及び汎用ボード利用者は、投資効果の高いハイパフォーマンス エミュレーションが可能となる。

アルデック・ジャパン株式会社
※記事提供:EDA Express