2008年4月14日、EDA関連の標準化推進機関米Si2は、標準化活動を進めているPowerフォーマット「CPF(Common Power Format)」の解析ツール「CPF Relational Analyzer」のリリースを発表した。

KARMA-EDA2008-04-16


プレスリリース:http://www.si2.org/?page=945(英文)

Si2によると発表された「CPF Relational Analyzer」は、ローパワー化に向けたデザインの意図ならびにカレント・ステートとCPFデータオブジェクトの関係を解析する事が可能で、CPFの教育やトレーニングにも使用できるもの。CPFの標準化に取り組む「Low Power Coalition」のデータモデルを基にSi2のエンジニアが開発したツールで、Tcl/Tkベースで他のEDAツールにも接続可能。内部にリレーショナルデータベースを備えており、SQLライクなクエリもサポーするほか、検索・レポート機能に向けたGUIも用意されている。

「CPF Relational Analyzer」は、既に用意されている「CPF Parser」や「CPF Pocket Guide」と共に運用できるもので、Si2のLPC(Low Power Coalition)のメンバー全てに無償で提供される予定。Si2では「CPF Relational Analyzer」を無償提供する事で業界におけるCPFの更なる利用促進を目指している。

Silicon Integration Initiative
※記事提供:EDA Express