キャッツ、国産初のソフトウェア・プロダクトライン開発支援ツールを発表

2008年4月15日、組み込みソフト開発向けCASEツールの大手キャッツは、国産初となるソフトウェア・プロダクトライン開発支援ツール「ZIPC SPLM Core」のリリースを発表した。

関連ページ:http://www.zipc.com/product/zipc_splm_feature/index.html

新製品「ZIPC SPLM Core」のSPLMとは、Software Productline Manager 「ソフトウェア・プロダクトライン・マネージャ」の略で、次世代のソフトウェア開発手法として注目されている「ソフトウェア・プロダクトライン」という開発手法を実現するもの。プロダクトライン開発環境の構築コンサルティングとツールのカスタマイズ・サービスを含んだ形で提供される。

「ソフトウェア・プロダクトライン」は、ソフトウェア資産の効果的な再利用を目指す手法であるため、今回発表された「ZIPC SPLM Core」には、製品のバリエーションに対応するトレーサビリティを確保した資産管理や製品構成の整合性検査を行う機能が実装されているほか、亜種製品開発の見積もり支援、プロジェクト管理支援など多様な機能が用意されている。

またキャッツは、「ZIPC SPLM Core」と合わせてソフトウェア・プロダクトライン開発におけるドメインの分析工程を支援するフィーチャ図エディタの新製品「ZIPC Feature」を今年9月に出荷する予定。「ZIPC SPLM Core」と「ZIPC Feature」の製品化は、九州大学との共同研究による一つの成果だという。

尚、「ZIPC SPLM Core」の価格は、コンサルティングやツールカスタマイズなどのサービスを含むため形で個別見積り、「ZIPC Feature」はスタンドアロン版で20万円(税別)で提供される予定。

キャッツ株式会社
※記事提供:EDA Express