コーウェア、Virtual Platform向けチェックポイント/リスタート機能をリリース〜ソフトウェアのデバッグを大幅に効率化

2008年4月15日、ESLツール大手のコーウェア社は、業界初となるネーティブSystemC Virtual Platform向けの新機能「チェックポイント/リスタート機能」のリリースを発表した。

プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2008/2008.04.14.html

コーウェアの「チェックポイント/リスタート機能」は、シミュレーション状態を保存・再スタートする事ができる機能で、Virtual Platformを用いてソフトウェアをデバッグする際に、繰り返しシミュレーションを走らせる事無くワンプッシュで保存状態(チェックポイント)からのリスタートを実現。これによりバグの発生場所を時系列で確認でき、コードの問題箇所にフォーカスした効率的なデバッグが可能となる。

仮想プラットフォーム技術を用いたESL手法は、シミュレーション速度の向上と共に普及が進んでいるが、ソフトウェア開発者はシミュレーション速度の向上と合わせてデバッグの効率化を求めており、そのニーズに対しコーウェアは、「チェックポイント/リスタート機能」の提供で対応を強化した。

尚、同新機能は既にリリース済みで「CoWare Virtual Platform」および「CoWare Platform Architect+SWD Option」のWindows版で使用可能。今年度後半にはLinux版もリリースされる予定となっている。

コーウェア株式会社
※記事提供:EDA Express