コーウェア、ESL検証を効率化する新技術「チェックポイントリスタート機能」の実装を完了

EDSF2008に出展していた、コーウェアのブースレポート。

コーウェアは昨年11月にリリースした「CoWare Platform Architect」バージョン2007をはじめ、優れた適用効果とユーザビリティを実現する「ESL2.0」ベースの製品群を展示していた。

ホットな話題としては、昨年のコーウェアのユーザー会「J-CING」で急遽発表された新技術「チェックポイント・リスタート機能」が既にESL環境上に実装され、繰り返しシミュレーションを走らせる事無くワンプッシュでチェックポイントからのリスタートを実現。これによりコードの問題箇所にフォーカスしたデバッグが可能となり、検証作業が大幅に効率化できるという。

また、先日発表されたSTARCの「TLモデリングガイドライン」をコーウェアのESL環境がサポート。「TLモデリングガイドライン」に則って作成したモデルを「SCML(Open SystemC Modeling library)」のAPIを介してコーウェア環境上で利用可能となる。

その他、先頃発表された仏EVE社とのパートナーシップについて営業技術部 部長の川原氏に聞いたところ、両社協業はコーウェアの某日本ユーザーのリクエストをきっかけに始まったものとの事で、既存のRTL資産を含めたシステムレベル検証をより高速化したいというニーズがトリガーになったという。

コーウェア株式会社
※記事提供:EDA Express