2007年12月11日、有限要素法解析ツールを手掛ける米ANSYS社と図研は、両社の協業による製品の連携を発表した。プレスリリース

KARMA-EDA2007-12-12


具体的には、図研のプリント基板設計環境「CR-5000」及び「Board Modeler」とANSYSのシミュレーション環境「ANSYS Workbench」が連携。「CR-5000」で作成したプリント基板のデータを部品や配線も含めて「Board Modeler」で3次元モデル化し、「ANSYS Workbench」で各種シミュレーションが実行できるようになる。

今回の両社製品の連携によって、両システムのユーザーは、試作品を作らなくても設計途上のCADデータによる構造解析や熱解析などを行うことにより、製品開発の大幅なスピードアップとコスト削減を実現。例えば、「Board Modeler」のクリアランスチェック機能を「ANSYS Workbench」環境を使って拡張し、振動/衝撃あるいは落下試験シミュレーションを行うことで製品使用時の干渉の問題を検知することができるようになるという。

※「CR-5000」及び「Board Modeler」に関する詳細は、株式会社図研にお問い合わせ下さい。
※「ANSYS Workbench」に関する詳細は、アンシス株式会社にお問い合わせ下さい。
※記事提供:EDA Express