2007年10月25日、ESL分野のEDAツール開発や設計・コンサルティングサービスを手掛ける、礎デザインオートメーションは、同社のESLツール「FP-Fixer」が東京都ベンチャー技術大賞の優秀賞を受賞した。東京都ベンチャー技術大賞関連ページ

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東京都ベンチャー技術大賞は、東京都の産業活性化と雇用創出を目指し、革新的な技術・製品開発に挑むベンチャー企業を表彰するもので、毎年東京都主催の産業交流展にてその表彰式が行われている。

今回、礎DAは同社の開発したESLツール「FP-Fixer」にて東京都ベンチャー技術大賞に応募。大賞、都知事特別賞に次ぐ優秀賞を獲得し、石原都知事から表彰された。

「FP-Fixer」は、Cアルゴリズムをハードウェア化する際に行われる浮動小数点から固定小数点へのCコードの変換作業(ビット精度の確定作業)を自動化するツールで、製品リリースは2006年10月。現在、バージョン2.0を出荷中で株式会社図研が総代理店として製品を販売している。

当初リリースされたバージョン1.0では、ハードウェア設計向けのCコード出力に限られていたが、最新のバージョン2.0ではDSP(ソフトウェア)向けのCコード出力機能も追加され、DSP向けのソフトウェア開発ニーズにも対応。SystemCを用いずに独自のC言語ベースシミュレーション・ライブラリによってシミュレーションを高速に実行するというアプローチが支持されており、ユーザー数を順調に増やしているという。

尚、「FP-Fixer」は半導体産業新聞主催の第14回LSIオブザイヤー2007、開発ツール部門でも優秀賞を獲得している。

※「FP-Fixer」に関する詳細は、株式会社礎デザインオートメーションにお問い合わせ下さい。
※記事提供:EDA Express