2007年10月24日、タイミング解析ツールを中心としたEDAソリューションを手掛ける、米Incentia Design Systems社は、台湾のSoCデザインサービスファウンドリーGlobal Unichip社が、同社のSTA「TimeCraft」を採用した事を発表した。

KARMA-EDA2007-10-25


IncentiaによるとGlobal Unichipは、大規模デザインに対する処理速度の速さを高く評価し、「TimeCraft」をナノメーター設計向けのデザインフローに採用。「TimeCraft」の活用によってタイミング解析の所要時間を劇的に削減し、設計生産性を改善できたという。
「TimeCraft」はフルチップのゲートレベル・タイミング解析ツールで、独自のアルゴリズムによってマルチミリオンゲート規模のデザインを超高速に解析する事が可能。統計的オンチップ・バリエーションを考慮した解析を行う「OCV」機能やリーク電流の最適化によってSTAを使いながらデザインの費電力の削減する「ECO機能」など、単なるSTA以上の豊富な機能を持ち合わせており日本国内でも大手数社が採用している。

ちなみにIncentiaは、台湾をバックグラウンドとしたEDAベンダで台湾ではメジャーな存在として認知されており、Faraday Technologyなども「TimeCraft」を採用している。

※「TimeCraft」に関する詳細は日本代理店の丸紅情報システムズ株式会社(旧丸紅ソリューション)にお問い合わせ下さい。
Incentia Design Systems社
※記事提供:EDA Express