2007年4月24日、メモリIPをはじめ各種標準インタフェースの設計および検証ソリューションを提供する、米デナリ・ソフトウェアは、株式会社システム・ファブリケーション・テクノロジーズ(SFT)が開発したワイドバンド大容量メモリ「SISRAM」のシミュレーション・モデルを開発したことを発表した。プレスリリース

KARMA-EDA2007-04-26


SFTの「SISRAM」は、独自のメモリ技術によって生み出された高いバンド幅を有する超多ビットDRAMで、ファンクションがシンプルで使い易く、低消費電力なところが特徴。このメモリを使用することで、SoCとのワンパッケージ化が容易となり、DDR使用時のI/Oパワーを大幅に削減(60%以上)できるほか、容量と転送レートの最適化が可能で、システムのコストダウン化を図れる。

今回デナリは、メモリ・インターフェースの検証IPとして実績の高い「MMAV」を「SISRAM」に対応させ、合わせて「SISRAM」の機能、タイミング、特長を記述したライブラリ「SOMA」を用意。設計者はこれらを用いる事によって、「SISRAM」とSoCの接続及び動作をシミュレーションできるようになる。

尚、SFTの「SISRAM」は現在、転送レート6.4GB/S、容量128Mビットの製品をリリース済みで、2008年には8.5GB/S、512Mビット版を投入する予定。「SISRAM」をサポートした「MMAV」及び「SOMA」に関する詳細は、デナリソフトウェア株式会社までお問い合わせ下さい。

※記事提供:EDA Express