キーストリーム、米シーケンスの「PowerTheater」でダイナミック・パワーを50%削減

2007年4月23日、無線LANチップを手掛けるファブレスチップメーカー、キーストリームは、チップ設計におけるパワーの最適化に米Sequence Designの「PowerTheater」を活用している事を発表した。

「PowerTheater」は、RTLのレベルでパワー解析を行うツールで、解析結果を元にクロックゲーティング、パワーゲーティング、ボルテージアイランドといった最適化技術を用いて、パワー削減を実現する。

発表によるとキーストリームでは、新しいポータブル・アプリ向けの802.11a/b/g ワイヤレスLANチップセットの設計に「PowerTheater」を適用し、自動解析機能によってダイナミック・パワーを50%削減する事に成功。デバッグ面においても、RTLのレベルで対処するメリットを実感できたという。

※記事提供:EDA Express