2007年4月23日、設計データの管理システムを手掛ける、米IC Manage社は、ワールドワイドなデータ管理を実現する新製品「GDP(Global Design Platform)」を発表した。プレスリリース(英文)

KARMA-EDA2007-04-24


IC Manageは、2003年設立のベンチャーで本拠地はカリフォルニア州ロスガトス。創設者は、設計データ管理のスペシャリストであるShiv Sikand氏と、波形解析ツール「Signalscan」で有名な旧Design Accelerations社(1998年ケイデンスが買収)の創設者でもあるDean Drako氏の2名で、2004年に最初の製品となる「Perforce Fast SCM system」をソフトウェア開発向けのデータ・マネンジメントシステムとしてリリースしている。

今回発表された新製品「GDP」は、「Perforce Fast SCM system」を改良したIT基盤ベースの設計データ・マネンジメントシステムで、各国に散らばる拠点間での迅速な設計データのやり取りとその管理を実現。データのバックアップ、高速な送受信、災害対策、ストレージ管理、スケーラビリティといった重要な要素を全て包含し、世界中を繋ぐデータ・マネンジメントシステムとして、ワールドワイドなチーム設計を効率化するという。

尚、「GDP」は、既にAMD、Cambridge Silicon Radio、National Semiconductor、NVIDIA、Rambus、SanDiskといった大手企業が採用済みとの事で、ライセンス価格は1シート当り$1800〜$3000(米国販売価格)。LinuxSolarisWindowsをサポートしており、Design Framework II、OpenAccess、Milkyway上で稼働する。(現在のところ日本代理店は存在していない。)

※記事提供:EDA Express