OSCI、DATE2007でSystemCユーザーの動向レポートを発表

2007年4月17日、システムレベル記述言語「SystemC」の普及・支援団体であるOSCI(Open SystemC Initiative)は、仏ニースで開催中のDATE2007にて、SystemCの採用増加に関するレポートを発表した。プレスリリース

発表されたレポートは、SystemCがIEEE標準となった2005年12月から2007年4月までのSystemCユーザー調査データを分析したもので、SystemCの世界的な成長を裏付ける幾つかのポイントを挙げている。

■2006年、IEEEのWebサイトからSystemCのLRMがダウンロード可能となってから、OSCIの会員数は30%増加。
■実際にSystemCを設計に利用しているユーザーは調査対象の53%以上で、2003年時と比較して40%以上増加。
■実際にSystemCを設計に利用しているユーザーの15%が10以上のプロジェクト経験を持つ。(2005年時より6%増加)
■ヨーロッパのSystemCユーザーグループのメンバー数は過去7年間で40人から1000人以上に増加。

レポートには、その他に北米、ラテンアメリカ、インドなど各地域におけるSystemCユーザーグループの活動状況が報告されており、世界的な標準設計言語としてSystemCの普及が進んでいる事を強調している。

※同レポートは[OSCI:http://www.systemc.org:title=OSCIホームページ]からダウンロードする事ができる。