2007年4月16日、シンプリシティは、DSP合成ツール「Synplify DSP」のASIC対応版「Synplify DSP ASIC Edition」を発表した。プレスリリース

KARMA-EDA2007-04-20


「Synplify DSP ASIC Edition」は、アルゴリズムレベルで記述されたDSPデザインからターゲットASICに最適なRTLコードを自動生成し、そのデザインをASICにインプリメントするためのツールで、FPGAをターゲットに既に実績のある「Synplify DSP」をASIC向けに特化させた新製品。今年1月にそのベータ版が発表されていた。

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シンプリシティ、ASIC設計向けのDSP合成ツール「Synplify DSP ASIC Edition」のβ版を発表

設計者は「Synplify DSP ASIC Edition」を用いることで、既存のASIC設計フローを変える事無く、これまでの1/10〜1/20の工数DSPアルゴリズムインプリメント出来るようになり、回路面積も改善可能。メモリ・モジュールの統合機能によって、サードパーティのメモリIPのインスタンスも容易に実行することができるという。

尚、FPGAターゲットの既存品「Synplify DSP」は、産業機器や宇宙航空分野を中心に市場で高い支持を受けており、その2006年度の売上げは前年比2倍以上に達しているとの事。今回発表された「Synplify DSP ASIC Edition」の日本国内の販売価格は、801万円(税抜き、タイムベースライセンス)からとなっている。

※記事提供:EDA Express