2007年3月8日、ベルギーの研究機関IMECは、2007年から2011年に渡るフランダース州政府との新たな協定に合意した事を発表した。プレスリリース(英文)

KARMA-EDA2007-03-12


IMECはベルギーに本拠を置く独立した研究機関として、ベルギー・フランダース州政府とのフレーム協定の下、研究開発に向けた助成金を受けており、その額は2006年実績で年間約3500万ユーロ(約54億円)。今年が契約更新の年となっていた。

発表によると、IMECはこれまでの活動成果が高く評価され、フランダース州政府と2011年までの新たな5年間のフレーム協定に合意。その協定の一部として、昨年よりも11%UPの1年間約3890万ユーロ(約60億円)の補助金を受ける事になった。IMECはこの他にも別の補助金を受ける予定があり、それらを含めた年間の補助金総額は昨年比20%UPの4327万ユーロ(約66.8億円)に達する。

IMECの研究活動は、これまでサブ45nm世代のLSI製造技術がその中心となっていたが、昨年、研究開発活動をより多くの専門領域へと拡大していく戦略を発表。システムの機能向上を目指した(トランジスタ技術とは別の)アプリケーションに特化した新たな技術開発にフォーカスしつつある。尚、IMECの従業員数は昨年時点で1489名。今年は更に100名の増員を予定しているという。

※記事提供:EDA Express