2007年2月12日、ESLツールの大手コーウェアは、ARM社のソフトウェア開発環境「RealView Development Suite」とコーウェアの「Virtual Platform」製品群を統合したことを発表した。プレスリリース

KARMA-EDA2007-02-15


ARMの「RealView Development Suite」は全てのARMプロセッサに対応するARM専用のソフトウェア開発環境で、そのコンパイラの性能とデバッグ機能には定評があり、大半のARMユーザが利用している。

今回のコーウェアの「Virtual Platform」製品群とARMの「RealView Development Suite」の統合は、コーウェアの提唱するSystemCベースの仮想プラットフォームを用いたソフトウェア開発をより効率化するもので、具体的には、ARMベースのシステムを開発する際に、「RealView Development Suite」のデバッガを用いて「Virtual Platform」上で実行されるソフトウェアのデバッグを行う事ができるようになる。

ちなみにコーウェアは、ARM以外にも各社のデバッガ、SystemCシミュレータ、SystemCデバッガと同期を取るための仕組みを用意しており、様々なツールと連携しマルチコアSoC向けのソフトウェア開発環境を実現している。

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※記事提供:EDA Express

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