元NECエレの橋本浩一氏がマグマKKの会長に就任

2007年2月5日、マグマは、日本支社であるマグマ・デザイン・オートメーション株式会社の会長に橋本浩一氏が就任した事を発表した。

発表によると橋本氏は、NECグループ各社において半導体部門の業務に計38年間従事した経歴を持ち、2003年にNECエレクトロニクス社の副社長兼取締役として同社を退職していた。

橋本氏は、千葉大学工学部を卒業後、1966年にNECエレクトロニクス社に入社。NEC初の海外工場の設立に向けたNECアイルランドへの転任以降、NECのシステムLSI事業部上席副社長、NEC Electronics USAの社長兼CEO、NECのシステムASICグループ、ジェネラル・マネージャといった重要ポストを歴任。米国在任中には、NECのASIC開発業務の基盤作成に貢献したほか、NEC半導体グループの副社長として、ソリューション・エンジニアリングとセールス・エンジニアリング部門、海外半導体ビジネス、PowerVR 3Dグラフィック・アクセラレータをはじめとするASICや特殊製品の管理に携わってきたという。

関連各者のコメントは以下の通り。

■マグマ社の社長兼COO、Roy E. Jewell氏のコメント
「マグマ社は、弊社の日本における経営に、素晴らしいIC業界経験者を迎えるという幸運に恵まれました。橋本氏と今後協力していけることを非常に喜んでおりますし、この困難な市場のマーケットシェアを獲得する上で、洞察力あふれたリーダーシップを発揮してくださることを期待しています。」

■橋本氏のコメント
「非常に短期間でEDAの技術リーダに成長したマグマ社に加わることができ、非常に喜んでいます。マグマ社のICインプリメンテーション・デザイン・プラットフォームは、最先端設計に対する画期的な技術、ならびに設計コストを削減し、生産性を向上させ、最高のQoRを実現できるという実績で、良く知られています。マグマ社は、広範囲にわたる技術で素晴らしい成功をおさめており、日本におけるマグマ社の経営に貢献できることを楽しみにしています。」

■マグマKK社長のMehrdad Shahabi氏のコメント
「日本はマグマ社にとって重要な市場であり、お客様の要求にお応えすべく営業、サポートをはじめとする価値向上に努めています。橋本氏がマグマKKに参加されることにより、この目的に対して新たに素晴らしい力を得ることができます。」

※記事提供:EDA Express