2008年11月10日、業界標準ツール「SpyGlass」をはじめとしたRTL解析ソリューションを手掛ける、米Atrenta社は、RTLの品質改善における動作合成ツールベンダ各社とのパートナーシップを発表した。

KARMA-EDA2008-11-12


プレスリリース:http://www.atrenta.com/atrenta-news/70.news(英文)

発表によるとアトレンタは、同社のパートナープログラム「SpyLinks」の下、Forte Design Systems、Synfora、Esterel EDA Technologies、AutoESL Designの4社と協力して、各社の動作合成ツールとアトレンタのRTL解析ソリューションを組み合わせたESLフローの構築を実現。具体的には、各社ツールが自動生成するRTLコードを「SpyGlass」で解析し、coding standards、synthesizability、simulation readiness、clock management and power managementといった面からRTLの品質を改善し、ESLフローからのデザインの短期インプリメントを目指す。

一般的に動作合成ツールの自動生成するRTLコードは可読性が低く、同じRTLでも人手によって作られたRTLとは別ものとされており、容易にデバッグ出来るものではない。一部の動作合成ツールにはRTLデバッグ機能が備えられているが、普及の進む動作合成ツールとRTLの解析ツールとして実績のある「SpyGlass」を組み合わせて利用することで、より品質の高いESLフローを構築できる。

※アトレンタ株式会社
http://www.atrenta.jp

※記事提供:EDA Express