STARC、STARCAD-CEL2.0でRTL解析をはじめとする複数のAtrenta社製品を採用

KARMA-EDA2008-04-26


2008年4月23日、業界標準ツール「SpyGlass」をはじめとしたRTL解析ソリューションを手掛ける、米Atrenta社は、STARCが最新の設計フロー「STARCAD-CEL Version2.0」で同社の製品を複数採用したことを発表した。

プレスリリース:http://www.atrenta.jp/EDA_News_Details.php.257.html

アトレンタによると、今回「STARCAD-CEL Version2.0」で採用されたのは、「SpyGlass」、「SpyGlass-Constraints」、「SpyGlass-DFT」、「SpyGlass-Power」、「1Team -Implement」の計5製品。

STARCの設計フローは、バックエンド設計を中心としたインプリメント メソドロジというイメージが強いが、最近はRTL周りのフロントエンド設計ツールの採用も進み、その対応範囲を徐々に拡大中。今回のアトレンタ製品の複数採用によって、「STARCAD-CEL Version2.0」は、RTLの品質チェック、設計制約の早期解析および管理、RTLレベルのテスト設計/低消費電力設計、RTLプロトタイピングといったニーズにも対応可能となる。

Interface (インターフェース) 2008年 06月号 [雑誌]

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尚、発表に寄せられたSTARCの西口信行氏(執行役員、開発第1部部長)のコメントによると、「1Team-Implement」を実設計の観点から評価したところ、RTLプロトタイピング機能などにより、フロアプランの繰り返しを5回から2回に削減することができたという。

アトレンタ株式会社
STARC(株式会社半導体理工学研究センター)
※記事提供:EDA Express