東芝情報システム、メンターの動作合成ツール「Catapult C Synthesis」を採用〜固有値分解のアルゴリズムを合成

2007年12月4日、 メンター・グラフィックスは、東芝情報システムが同社の動作合成ツール「Catapult C Synthesis」を次世代ASICの開発用として採用したことを発表した。プレスリリース

発表によると東芝情報システムは、オーディオ、通信、画像処理といったアプリケーションのハード化に向けて「Catapult C Synthesis」を導入。既に固有値分解回路の合成に「Catapult C Synthesis」を適用しており、ANSI-Cで記述された固有値分解のアルゴリズムから応用別に複数のRTLを合成したという。

尚、東芝情報システムは、社内の設計ニーズにより早くから動作合成手法を取り入れており、Forte社の動作合成ツール「Cynthesizer」も導入済み。同社の大黒昭宜氏(第二LSIソリューション事業部、第五LSI設計センター グループリーダ)は、今年9月に開催された「EDA Tech Forum 2007」での事例発表にて、「Catapult C Synthesisは、大規模で処理の分岐が多いデザインの合成に最適」と語っていた。

※「Catapult C Synthesis」に関する詳細は、メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
東芝情報システム株式会社
※記事提供:EDA Express