2007年10月29日、WindowsベースのPCB/FPGA設計環境を手掛ける、豪アルティウム リミテッド社は、同社の主力製品「Altium Designer」がNASAジョンソン宇宙センターにて標準設計ツールとして採用された事を発表した。プレスリリース

KARMA-EDA2007-10-30


Altiumの発表によると、NASAジョンソン宇宙センターは、スペースシャトル国際宇宙ステーション計画、宇宙飛行士を月に送るコンステレーションプログラム(Constellation program)などを含む有人・無人の宇宙探査プロジェクトの標準設計ツールとして「Altium Designer」を採用。

30以上のライセンスを導入し、ボード設計におけるシグナルインテグリティ解析、シミュレーション、レイアウト、更にはFPGA設計など、これまで個別のポイントツールで行われていた複数の開発プロセスを「Altium Designer」の単一環境に統合するという。

尚、具体的には、ガイダンス、ナビゲーション、電力システム、アビオニクスシステム、計器、耐熱保護、宇宙服およびその他の船外活動(EVA)装置、空気力学および関連分野、高度自動化システム、システム工学とシミュレーションなど、様々な分野の設計に「Altium Designer」が使用される予定で、設計におけるコンフィギュレーション管理やバージョンコントロールの改善にも活用される予定。

※「Altium Designer」に関する詳細は、アルティウムジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
NASAジョンソン宇宙センター
※記事提供:EDA Express