米Berkeley DA、話題の回路シミュレータ「Analog FastSPICE」の64ビット版をリリース〜キャパシティが5〜10倍、1Mトランジスタを超える回路に対応

2007年10月23日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの検証ソリューションを手掛ける、米Berkeley Design Automation社は、「Analog FastSPICE」64ビット版のリリースを発表した。プレスリリース

「Analog FastSPICE」は、SPICE精度の回路シミュレーションを高速SPICE以上の速さで実現するという話題の回路シミュレーターで、高精度なDCおよびPSS解析を高速SPICEの5〜10倍に当たるパフォーマンスで処理する事が可能。第17回 EDN Innovation Awardsを受賞したほか、国内大手半導体ベンダでも相次いで採用されている。

Berleleyによると、今回の64ビット版のリリースによって従来の高速解析機能に加え市販シミュレータと比較して5倍から10倍高い実効キャパシティを実現。これにより、1Mトランジスタを超える回路全体のパフォーマンス シミュレーションが可能になり、従来シリコンができるまで確認できなかった様々な効果をテープアウト前に検証することができるようになるという。

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※※「Analog FastSPICE」に関する詳細は、バークレー・デザイン・オートメーション株式会社にお問い合わせ下さい。