2007年10月16日、オープンコアプロトコル(OCP)の普及団体OCP-IPは、シノプシスが同組織の運営委員会(Governing Steering Committee:GSC)に参画した事を発表した。

KARMA-EDA2007-10-17


OCP-IPの「GSC」は、OCP-IPのチェアマンとOCP-IP創設メンバーの各役員で構成される組織の運営委員会で、ワーキンググループの創設などOCPの標準化に対する特権を保有。これまでは、NokiaTexas Instruments東芝、Sonicsの4社が委員会のメンバーとして名を連ねていた。

シノプシスは以前からOCP-IPのワーキンググループに参加し、「CoreCreator」を中心としたOCPインタフェースの検証ソリューションの発展に寄与してきており、今年4月にはシノプシスの提供する「DesignWare VIP(Verification IP)」がOCPの検証用IPとして標準化される事が決まった。

発表によるとシノプシスは、OCP-IP側の誘いを受けて今回のGSC参画を決定したとのことで、OCP-IPはシノプシスのこれまでの貢献を高く評価。引き続きOCPのインターオペラビリティの向上に向けたシノプシスの協力に期待している。

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OCP-IPとシノプシス、OCPの検証メソドロジでコラボレーション〜シノプシスのDesignWare VIPを標準モデルとして活用
http://www.eda-express.com/news/?m=p&idno=940

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日本シノプシス株式会社
※記事提供:EDA Express