ジーダット、タイミング例外検出ツールの米FishTail DAと業務提携〜代理店として製品販売を開始

2007年10月15日、カスタム設計環境「α−SX」を中心としたEDAソリューションを手掛ける、国内のEDAベンダ株式会社ジーダットは、米FishTail Design Automation社と独占代理店契約を締結し、同社のEDAツールの販売を開始したことを発表した。プレスリリース

FishTailは2002年設立のEDAベンダで製品のリリースは2004年、現在、「Focus」、「Confirm」、「Refocus」という3種類のEDAツールを提供している。

主力製品である「Focus」は、論理合成可能なRTL ネットリストと設計制約から、タイ
ミング例外であるフォルスパスとマルチサイクルパスを検出・抽出し、新たなSDCを作成するツールで、今年のDACで聞いた情報によると既にワールドワイドで20社ほどが導入。日本国内ではSTARCや東芝情報などが採用している。

「Confirm」は、今年1月にリリースしたばかりの新製品で、RTL(またはネットリスト)とSDCファイルを読み込み、タイミング例外の正当性を形式検証するツール。アサーション生成機能も備え、アサーションベースの検証手法でタイミング例外を検証する事も可能で「Focus」で生成したSDCの正当性を検証できる。

「Refocus」は、ゴールデン・タイミング制約とゲートレベル・ネットリストとのマッピングを行うツールで、設計データを再利用する際のタイミング制約のマネンジメントを効率化できる。

いずれの製品もこれまでは株式会社キーブリッジが国内販売を行っていたが、今回の業務提携により、今後はジーダットから販売される事になる。

※FishTail社製品に関する詳細は、株式会社ジーダットにお問い合わせ下さい。
FishTail Design Automation社
※記事提供:EDA Express