OCP-IPとNEXUS 5001がマルチコアデバッグ手法の改善と統合で協力

2007年8月28日、オープンコアプロトコル(OCP)の普及団体OCP-IPとプロセッサ向けデバッグインタフェース規格「IEEE-ISTO 5001」の普及団体NEXUS 5001は、業界におけるオンチップデバッグ ソリューションの統合と改善に向けて協力していく事を発表した。

OCP-IPは組織内に「Debug Working Group」を作り、主にマルチコアデバッグに関する問題解決に向けた調査を進めており、今年4月に「Debug Interface Socket」および「OCP-bus compliant debug interfaces」の標準化に関するホワイトペーパーを発表したばかり。一方のNEXUS 5001は、JTAGと並ぶオンチップデバッグの標準インタフェース「IEEE-ISTO 5001」をベースとした、マルチコアデバッグ ソリューションの提供に向けて活動している。

発表によると、OCP-IPの進めているデバッグソリューションは、NEXUS 5001のデバッグ手法を補完するものであり、また、NEXUS 5001のメンバーの多くがOCP-IPのメンバーでもあるため、両組織は協力してマルチコアデバッグ手法の開発を進めていくことに合意。マルチコア化が進む一方、プロセッサ個別の様々なデバッグソリューションが存在する業界に向けて、デバッグ手法の改善とオンチップデバッグツールの統合を図っていくという。

OCP-IP関連プレスリリース 2007年4月3日
OCP-IP Debug Working Group
NEXUS 5001
※記事提供:EDA Express