STARC、低消費電力設計向けリファレンス・フロー「PRIDE」にSi2のCPFを採用〜フローのベースはケイデンスのツール

2007年5月21日、ケイデンスは、STARCが開発中の低消費電力設計向けリファレンス・フロー「PRIDE」に、Si2のCommon Power Format (CPF)を採用したことを発表した。※STRAC:株式会社半導体理工学研究センター

プレスリリース

発表によると、STARCはケイデンスのCadence Logic Design Team Solution、Incisive、Encounterをベースとした低消費電力設計向けリファレンスフロー「PRIDE」バージョン1.5を開発中で、同フローにてSi2が標準化を進めているローパワーフォーマット「CPF」を採用。評価用設計データを使用してCPFベースの低消費電力フローの実現可能性の調査を行い、フィジカル・プロトタイピングの結果によって、CPFベースの低消費電力設計フローが、CPFを使用しないフローよりも大幅に優れていることを確認した。※CPF:Common Power Format

STARCは、この「PRIDE」を2007年10月にメンバー企業に対して公開する予定で、同フローを用いることで初期段階で低消費電力アーキテクチャトレードオフ解析をい、設計の再利用性を大幅に向上させ、設計期間を50%短縮できるようになると期待している。

※株式会社半導体理工学研究センター

※日本ケイデンス・デザイン・システムズ社

※記事提供:EDA Express