2007年5月14日、論理シミュレータ他、各種ASIC/FPGA設計ツールを手掛ける米Aldec社は、アクテル社の放射耐性FPGA向けの「RTAX-Sプロトタイピングボード」のリリースを発表した。プレスリリース(英文)

KARMA-EDA2007-05-16


「RTAX-Sプロトタイピングボード」は、航空宇宙プロジェクトで幅広く活用されている、アクテルのアンチヒューズFPGA「RTAX-S」向けデザインのプロトタイピングをターゲットとしたアダプタボードで、これを用いる事により、アンチヒューズベースのデザインを素早くかつ容易にフラッシュデバイスでプロトタイピングする事ができる。

仕組みとしては、アンチヒューズベースのデザインをフラッシュデバイス向けに変換し、ボードに搭載されているアクテルのフラッシュベースFPGA「ProASIC3」に落とし込むというもので、そのための機能として、ライブラリプリミティブを自動的に変換できるユーティリティを用意。これまで手間を余儀なくされていた置き換え作業を大幅に簡略化できると同時に、ボードを再利用する事で設計変更などにも柔軟に対応できるようになるという。

製品は、プロトタイピングアダプタボード単品の他に「プロトタイピングパッケージ」というパッケージも用意されており、その中には、アルデックのVHDL/Verilog混在シミュレータ「Active-HDL」、Active-HDL内蔵ライブラリプリミティブ変換ユーティリティ、アクテル社Libero、プロトタイピングアダプタ、およびFlashPro3 プログラマが含まれている。

尚、プロトタイピングアダプタボードは買取形式、他のソフトウェアは1年間ライセンスという形で提供される。日本国内での製品価格については、アルデック・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。

※記事提供:EDA Express