米VaST、仮想プロトタイプ用高速シミュレーターの最新版「CoMET6」を発表

2007年4月25日、バーチャル・システム・プロトタイピング環境を手掛ける米VaST Systems Technology社は、同社の基幹製品である高速シミュレータ「CoMET」の最新版「CoMET6」を発表した。プレスリリース

発表によると最新の「CoMET6」は、組込み業界の標準開発プラットフォームとなりつつある「Eclipse」ベースとなり、Linuxにも対応。SystemCシミュレーションカーネルも搭載され、SystemCを直接読み込めるようになった。またOCP-IP対応も強化され、OCP-IP TL2を使用するモデルでは、バスとの通信性能が4倍に上昇したという。

VaSTは、Eclipseプラットフォームや各種標準規格対応によって、組み込みシステム開発におけるサプライチェーンへの浸透を進める一方、ハードウェアとの協調検証に関するサードパーティとの相互運用性の向上にも取り組んでおり、メンターのModelSimをはじめ、ケイデンスのIncisive、シノプシスVCSといったデファクトシミュレータをサポートしていく予定との事。

尚、新しい「CoMET6」は、4月27日に一般リリースされる予定。製品に関する詳細は、VaST Systems Technology株式会社または販売代理店の株式会社ガイア・システム・ソリューションにお問い合わせ下さい。

※記事提供:EDA Express