2007年4月10日、オープンコアプロトコル(OCP)の普及団体OCP-IPとシノプシスは、OCPの検証メソドロジに関する両者のコラボレーションを発表した。プレスリリース(英文)
発表によるとOCP-IPは、シノプシスのOCP用の「DesignWare VIP(Verification IP)」をOCPの検証用IPとして標準化。同検証IPはシノプシスからOCP-IPへ提供され、OCP-IPのメンバーはこれを利用できるようになる。
OCP-IPはこれまで、OCP準拠のI/Fブロックを作成・検証するためのツール「CoreCreator」と合わせて、検証用の「OCP Bus Functional Models (BFM)」を提供していたが、将来的には今回標準採用されたシノプシスの「DesignWare VIP for OCP」がこれに取って代わられる事になる。
当然ながら、シノプシスの「DesignWare VIP for OCP」は、OCP-IP コンプライアンス・チェックの機能を100%カバーしており、Verilog、VHDLそしてSystemVerilogのテストベンチをサポート。SystemVerilogの「VMM(Verification Methodology Manual)」にも準拠しているという。
OCP-IPは、今回のシノプシスとのコラボレーションによって、より確実性の高い検証環境とインターオペラビリティをOCP-IPメンバーに提供できるとしている。
※記事提供:EDA Express
ベリフィケーション・メソドロジ・マニュアル―SystemVerilogでLSI機能検証プロセスを徹底改善 (Design Wave Advanceシリーズ)
- 作者: Janick Bergeron,Alan Hunter,Eduard Cerny,Andrew Nightingale,STARC,ARM,Synopsys
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (15件) を見る