2007年4月10日、オープンコアプロトコル(OCP)の普及団体OCP-IPとシノプシスは、OCPの検証メソドロジに関する両者のコラボレーションを発表した。プレスリリース(英文)

KARMA-EDA2007-04-13


発表によるとOCP-IPは、シノプシスのOCP用の「DesignWare VIP(Verification IP)」をOCPの検証用IPとして標準化。同検証IPはシノプシスからOCP-IPへ提供され、OCP-IPのメンバーはこれを利用できるようになる。

OCP-IPはこれまで、OCP準拠のI/Fブロックを作成・検証するためのツール「CoreCreator」と合わせて、検証用の「OCP Bus Functional Models (BFM)」を提供していたが、将来的には今回標準採用されたシノプシスの「DesignWare VIP for OCP」がこれに取って代わられる事になる。

当然ながら、シノプシスの「DesignWare VIP for OCP」は、OCP-IP コンプライアンス・チェックの機能を100%カバーしており、VerilogVHDLそしてSystemVerilogのテストベンチをサポート。SystemVerilogの「VMM(Verification Methodology Manual)」にも準拠しているという。

OCP-IPは、今回のシノプシスとのコラボレーションによって、より確実性の高い検証環境とインターオペラビリティをOCP-IPメンバーに提供できるとしている。

※記事提供:EDA Express

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