2009年1月16日、株式会社半導体理工学研究センター(STARC)は、RTLでの機能検証に対するガイドを開発。同ガイドを「IP機能検証ガイド?機能検証仕様策定編?」として書籍販売することを発表した。

KARMA-EDA2009-01-19


プレスリリース文

発表によるとSTARCは、STARCメンバ会社の検証専門家の協力を得てEDAツールによる自動処理化が困難な検証の準備過程に焦点を当ててIP機能検証ガイドを策定。これまでSTARCメンバ会社へ限定的に同ガイドをリリースしていたが、今回、同機能検証手法のさらなる普及促進を目的に書籍化=一般的な配布に踏み切った。

IP機能検証ガイド「機能検証仕様策定編」の内容としては、IP品質向上をターゲットとしたシミュレーションベースの機能検証(ダイナミック検証)での活用を想定し、機能検証戦略策定から機能検証仕様書の策定までのプロセスにおけるノウハウや検証の推奨フロー、推奨手法などをガイド項目としてまとめており、機能検証項目とテストベンチの関連を明確にし、テストベンチの詳細機能要求仕様として検討すべき内容をガイド化。熟練の検証エンジニアの知見をベースとしているが、経験やスキルに依存しない機能検証の実現を目指す形となっているという。

尚、STARCは今週開催するEDSFair2009にて同ガイドを紹介する予定。書籍はSTARCホームページ上でも販売する予定で、ガイドの利用促進のための入門編(クイックガイドPDFファイル)のダウンロードサービスも開始する。

※株式会社半導体理工学研究センター
http://www.starc.jp/

※記事提供:EDA Express