STARC、STARCAD-CELv3.0でシノプシスIC Compilerの新技術ZrouteとClock Meshを採用へ

2008年12月8日シノプシスは、同社の配置配線ツール「IC Compiler」の新技術「Zroute」と「Clock Mesh」をSTARCが評価したことを発表した。
※STARC:株式会社半導体理工学センター

プレスリリース:http://synopsys.mediaroom.com/index.php?s=43&item=633

発表によるとSTARCは、2009年第1四半期にリリース予定のSTARCAD-CELv3.0での採用に向けて「IC Compiler」の新技術「Zroute」と「Clock Mesh」を評価。評価の結果、早い段階でルーティングの速度向上(3.5倍以上)とビア数の削減(20%以上)を確認。クロックスキューの低減とばらつきへの対応力も推定できたという。

この評価結果を受けてSTARCは「IC Compiler」の新技術「Zroute」と「Clock Mesh」をSTARCAD-CELv3.0にて採用する方向。STARCAD-CELは、先端プロセス向けの推奨設計フローとしてSTARCが提唱しているメソドロジで、シノプシスのツールを中心とした「Eagleフロー」とケイデンスのツールを中心とした「PRIDEフロー」の2つのフローがある。

※STARC:株式会社半導体理工学センター
http://www.starc.jp

※日本シノプシス株式会社
http://www.synopsys.co.jp

※記事提供:EDA Express