2008年11月5日、組み込み向けCASEツール国内最大手のキャッツは、同社の新製品「マルチコア分割検討ツール」のβ版リリースを発表した。

KARMA-EDA2008-11-05


プレスリリース:http://www.zipc.com/infomation/info_2008.html#20081105

キャッツによると、「マルチコア分割検討ツール」は、シングルコアの資産(Cコード)をマルチコアに対応させるためのツールで、シングルコア対応の既存C言語ファイルを解析し分割ポイントを決定し情報をExcelに出力。分割ポイントを決定した後に、品質保持と性能見積もりのためのシミュレーションも実行する事ができる。

未だβ版という位置づけだが、既にWeb上で無償公開を開始しており、アンケートに回答すれば1ヶ月間の無償試用が可能。今月開催される組込み総合技術展「Embedded Technology 2008」に出展する予定となっている。

尚、同製品は、同社の組込みソフトウェア研究所がある福岡県(福岡県産業・科学技術振興財団「ふくおかIST」)の助成金を受け、本格的に開発を始めたという。

※キャッツ株式会社
http://www.zipc.com

※記事提供:EDA Express