アナデジ混在デザイン向けDFYツールの独MunEDAがアルテラとの契約を拡張

2008年10月27日、アナデジ混在デザイン向けDFYツールを手掛けるドイツのEDAベンチャーMunEDA社は、アルテラとの製品ライセンス契約の拡張を発表した。

プレスリリース:http://www.muneda.com/News-71(英文)

MunEDAは2001年設立のEDAベンチャーで本拠地はドイツ・ミュンヘンミュンヘン大学にバックグラウンドを持つ同社創業チームが開発したDFYツール「WiCkeD」は、アナログ及びミックスドシグナル回路をターゲットとした回路最適化ツールで、アナログ回路の回路構造を解析し最適な回路トポロジーを見つけトランジスタレベルの最適化を行う事が可能。

アルテラの設計チームおよびライブラリ開発チームは、この「WiCkeD」を2年前からワールドワイドで採用しており、実際にStratixやCycloneといったFPGAの開発でイールド向上を成功させた実績を持つ。今回アルテラは、「WiCkeD」のライセンス契約の複数年更新に合意したとの事。

尚「WiCkeD」は、ドイツが本拠という事でヨーロッパでも実績のあるツールで、シリコンバレー、台湾、韓国などにも販売チャネルを持っている。日本では以前丸紅ソリューションが製品を紹介している時期もあったが、2008年6月からは日本コントロールシステムが日本代理店として製品を供給している。

※MunEDA社
http://www.muneda.com

※日本コントロールシステム株式会社
http://www.nippon-control-system.co.jp

※記事提供:EDA Express