2008年10月7日、ケイデンスは、サンタクララで開催されている「ARM Developers Conference」にて、ARMと共同開発したSW/HWエミュレーション環境を発表した。

KARMA-EDA2008-10-08


プレスリリース:(英文)

発表されたSW/HWエミュレーション環境は、ケイデンスのハードウェアベース・エミュレーション/アクセラレーションシステム「Palladium?」をベースに、ARMの「RealView Debugger」、プロセッサIP、ケイデンスの検証IP「SpeedBridge adapters」で構成されており、マルチメディア、グラフィック、ネットワークストレージといったアプリケーションをターゲットにARMベースのデザイン検証を加速。 ARMデザイナーは、全てのARMコアがサポートされている同環境を用いることで、オーディオファイルの再生やビデオファイルのキャプチャ、WebブラウジングLinuxブートといった検証やソフトウェアのデバッグを容易に実行することができる。

既にNVIDIAでは、インサーキット・エミュレーションとトランザクションベースのアクセラレーションという2つの用途で同システムを採用。先進のプロセッサー開発に役立てていると言う。

尚、「ARM Developers Conference」は日本でも10月22日(水)に品川で開催されるが、日本ケイデンスの出展の予定は無い。
セミナー情報:http://www.jp.arm.com/event/forum2008.html?banner_id=af08w_02

※日本ケイデンス・デザイン・システムズ
http://www.cadence.co.jp

※アーム株式会社
http://www.jp.arm.com

※記事提供:EDA Express