2008年5月9日、バーチャル・システム・プロトタイピング環境を手掛ける米VaST Systems Technology社は、セイコーエプソンがプリンタ製品の設計用開発ツールとして、VaSTの「CoMET」を導入したことを発表した。

KARMA-EDA2008-05-14


プレスリリース:http://vastsystems.co.jp/Epson.html

今回エプソンは、ソフトウェア開発の期間およびコスト短縮を目的にVaSTの「CoMET」を導入。「CoMET」を用いてシステムの仮想プラットフォームを開発し、試作ボードの完成を待たないソフトウェアの先行開発を目指す。

発表に寄せられたエプソンの青山氏(情報機器事業本部 コンシューマ機器事業部 部長)のコメントによると、「CoMET」を評価したところ、仮想モデルの精度の高さ、検証速度の速さと合わせて、デバッグにおける高い可視性を確認できたという。

エプソンは「CoMET」導入によって期待できる効果として、開発期間の短縮とソフトウェアおよびハードウェアの品質向上をあげている。

VaST Systems Technology社
セイコーエプソン株式会社
※記事提供:EDA Express