コーウェアとソニックス、ESL2.0に対応した両社ソリューションの統合フローを発表

2008年3月26日、ESLソリューションの大手コーウェアとオンチップ・バスのソニックスは、両社のソリューションを統合した新しい設計フローを発表した。

プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2008/2008.03.26.html

発表された「CoWare-Sonicsジョイントフロー」は、ソニックスの「SMART Interconnect」ソリューションを使用したプラットフォーム・アーキテクチャ開発やプラットフォーム検証を最先端のデバッグ、解析機能を搭載した単一フローで実現するもの。具体的には、ソニックスのインターコネクトIP開発環境「SonicsStudio」とコーウェアのESL環境「CoWare Platform Architect」が連動し、設計者は、「CoWare Platform Architect」ベースの単一フローでシステムレベルのモデリングと解析が可能になる。

マルチコアSoCの需要が急速に広がる中で、マルチコア・システムの開発環境が統合されていくことは、ユーザーにとって様々な面でメリットが大きい。特にインタコネクトは、マルチコアSoCアーキテクチャの中核として、マルチコアSoC開発の重要な要素となるため、その開発環境が業界を先導するESL環境と繋がった意味は非常に大きい。

尚、Sonics SMART Interconnects対応のSonics-CoWare ESL2.0ソリューションは、コーウェアより提供中で、コーウェアは同ソリューションの一環として、SonicsStudioのESLバージョンも提供している。

コーウェア株式会社
ソニックス社
※記事提供:EDA Express